ギターについて

あまり人様のblogのコメント欄を汚すのもあれなのでこちらに。

オーディオと同じく、ギターのセッティングもやはり「原器」が必要で、かつレコードやCDで聴いている音が「アンプから出た音をマイクで拾い加工した音」という事に気が付かないと意外と落とし穴にはまりやすいものかと。
つまり、

1)スタジオの状況
2)使用しているギター、アンプ、キャビネット、エフェクタ
3)マイクとマイキング位置
4)ミキシングの考え方とミキサー、プロデューサ

などで音が出来ているわけで、そのうち自分でどこまで手を入れられるかを自覚すべきなんです。
シミュレータはそのうち2)、3)の大部分は積極的にいじれるし、4)の一部はLineで出す前提だとそのミキサーのEQで最終的にいじったりとか出来るんで手が入れられる、ある意味魔法の道具なわけです。
ちなみに普通のアマだと2)しか手出ないっすね。3)、4)はハコの人がやってくれれば出来ますが・・・。
(1)はほとんど無理ですね、やはり音出しする場はいじれませんから。特殊な場所でレコーディングしている場合もあるし・・・リバーブとかでごまかせる範囲ならそれはそれでいいんですけど)

よくある質問で「○○というバンドの△△さんの音はどうすれば出るんですかぁ?」みたいのがあるが、今までだと生暖かい目で見つめられ、散々いじられてみたりとかしていたものが回答しやすいんですよ。「この音はこのアンプでキャビネットをこうして」、みたいな感じで。
ただ、やはりそこで最終的にはEQ(この場合2段階調整可能というところがいやらしい)での調整な訳で、そこはどうしても個人の耳に依存してしまうんですが^^;
(ちなみにEQの利き具合までシミュレートしているものがあるから始末に終えない(笑))

だから私としては、シミュレータは便利だけど、やはり従来の機材でしっかりセッティングできない人は使いこなせないんじゃないかな、と思っているわけです。
以上、おしまい(笑)