いただきもの

id:Waldstimmeさんからのいただきものについて冷静に聞けるようになってきました。
上に書いたような工夫を経て、「上から下まではっきり出るけど、空気感のある音」と言う状態になってきましたので、ここのところクラシックを聴くのが楽しいんですよ^^
・・・これは戻ってこいって事かな?(苦笑)


それはともかく、いただきものはシェーンベルグの「木管五重奏曲 作品26」(ウィーン・フィルハーモニー管楽ゾリステン)と、ベートーベンの「ハンマークラヴィーア」(エッシェンバッハ)の2枚です。どちらも状態がすばらしく、大切に保存されてきたのかな、と言う感じです。

で、感想なんですが・・・初めて自分の部屋で管楽器の吹く姿のイメージが浮かんできました。あと、ピアノのハンマーが弦を叩く感じ、弦って金属なんだよな、という当然の印象をきっちり受けました。びっくりしました。


何を言っているんだ、と言われそうですが、音を聴いて単に「ピアノの音だ」と感じるのと「演奏者のタッチにより弦を叩いて出てきた音だ」ってのは違うと思うんです。
個人的に近親がフルートを吹くもので、いわゆる「吹く音(タンギングとかも含む)」と言うものに触れる機会が多かったですし、まあ楽器を習う関係上ピアノはいやというほど近くで聞くわけで、ニアフィールドでの楽器の音を知っている自分と、勿論ホールで聞く音を知っている自分が両立しているんです。
で、今までどちらかと言うと「オーディオの音」というと、後者の音のイメージが強いんですが、体験の多さとかの数で言うと楽器の音のイメージは自分の中で前者が強いので、そこにちょっとしたギャップがあったわけです。


今回はじめて前者が自分の中で見えてくるようになりました。これはシステムもさることながら、音源の内容にもよっていると思います。
(実際CDで持っているいくつかの楽曲だと後者で聴こえるものが圧倒的に多いです)
こういう体験のきっかけを与えてくれた今回の2枚のLPを譲っていただいたWaldstimmeさんには本当に感謝です。ありがとうございます。