SA-3000ヒアリング編

実は、よくコメントをいただくあれじファイトさんの代理でebayからSA-3000を購入しまして、ご好意で一回こちらで試聴させていただく機会を得ました。
(本当にありがとうございます>あれじファイトさん)


ものは、Line部だけちょっとアップグレードされた(ただしCapがAuricapなのでちょっと前のMODでしょう)SA-3000で、まあそこそこ安く落札できたかな、なんて思っております。


そんなことはさておき、昨日やっと受け取れたんですが、いそいそとSA-1000かなりMOD Ver.と入れ替え、スイッチON・・・の前からLEDが点灯してちょっとびっくり。
球のヒーターだけつけているんですね、すっかり忘れてました^^;
で、改めて電源を・・・おお、LEDがイルミネーションのように^^
しばらく待って、LEDが点灯状態になってから、「operate」側にスイッチを倒して(以下略)、ノイズが大きく出てこないことを確認後、CDをつけると・・・


今ここまで書きながらSA-1000の方で聴いていますが、それでもなお複雑な気持ちです。


なんで、なんで、Line部しかいじっていないのにあんなに充実した音が出てくるんでしょうか。
レンジは必要十分、音の曇り感はあるものの適度に密度のある音が飛び出てきてびっくりしました。
ウォームアップが十分でなく、同じ球での試聴としていない事は差し引いても、あまりいじっていない段階でこの音が出てくると、妄想(こういじるとああなるよな、とか)と共にちょっとむなしさがこみ上げてきました。


ただ、上に書いた「曇り」とか、「必要十分なレンジ」に関してはさすがにSA-1000の方が勝っています。当たり前ですが、そのために対応したんですし(苦笑)


ちょっと混乱した上で、レコードも聴いてみました。ちなみにLine部と違い、いじってない上にかなりいい加減な球が刺さっていましたので前オーナーはCDしか聴かなかったんでしょう。
で、結果ですが、こちらはSA-1000の圧勝。やっと安心しました(笑)
ただ、普通の方のレコードの音のイメージに近いのはSA-3000のほうでしょう。決して悪い音とは感じませんでした。むしろポテンシャルは感じましたね、十分。


今回の一応の自分としてのまとめとしては、


[Line部] SA-1000オリジナル<<<SA-3000ちょっとMOD<SA-1000かなりMOD
[Phono部] SA-1000オリジナル<<SA-3000ちょっとMOD<<<SA-1000かなりMOD


という感じかな、と思います。


あと、意外だったのは、真空管整流面で全くネガティブな要素(ノイズその他)がなかったこと。もしかすると、音質的な意味でプラスの効果があるのかな、とまで思いました・・・そこはSA-1000はいじりにくい点ですからちょっとどうしようもないですが、考えちゃいますよね・・・。


ともかく、以前vinさんのところでちょっとエントリーがあった、SA3桁シリーズの特徴というもの、およびいじるとこうなるよ、みたいな傾向は十分に体験できたと思います。それだけでも今回の試聴はいい経験となりました。
ただ、ただ・・・SA-5000ってどうなんだろうって別の妄想が始まってしまってしょうがないんですが(苦笑)