音質所感
前回エントリー以降も、自作アッテネータ経由で音楽を楽しんでおります。一部その影響もあるかもしれませんが、その点はあらかじめご了承の程を。
音質という観点で気がついたことを列挙します。Jeffと比べる事が出来れば、ICE Powerそのもの方向性とかがわかるんじゃないかな、と思っておりますが・・・。
- 色でたとえると「透明」
あえてどの帯域の強調感もなく、すごーく素直な音が出てきます。
おそらく全ての機材変更、アクセサリ変更に敏感に反応すると思います。
- 音の押し出し感はすごい
Counterpoint SA-1000導入時も「音が前に」云々を書いた記憶がありますが、それ以上に前に出てきた様に感じました。
- 録音が正確に出てくる感じ
悪い録音、いい録音がもうそのまま出てきますので、LPのよさとかが際立ってしょうがないです(笑)
ちなみに以前購入したフランクとルクーのソナタをかけていた時、初めてボーイングノイズを明確に感じました・・・すごいなぁと思いました、素直に。
- 最低域の感覚が桁違い
Classic 16.0やPPPが悪い、ということは決してないと断言できます。特にClassic 16.0はかなりしっかりどっしりとしていましたし。
でも、我が家史上(?)こんなに低音がくっきりはっきりクリアに出てくるのは経験的に初めてです。サブウーファーを足すとこんな感じなんだろうか・・・と思わないでもないです。
バスドラの感覚は、今までで一番生に近い感じですね。
ちなみに奥様が気に入った点も1つはこの低音域にあります・・・ダフト・パンクとか好きなので^^;
- あえて言うと中域が薄く感じる
おそらく正確には、「今までは中音域が強調されていた」んでしょうが、聴いていると、ちょっと違和感というかなんというべきか、物足りなさを感じる点があるのも事実です。
ただし、フォローするわけではありませんが、他機材やアクセサリ等でカバーできない感じではありません。冒頭にもあるように、色付けしませんので。
- 高音域のきらびやかさはすごい
ギターのクリーントーンとかの感じが、きらきらしてます(笑)
ヴァイオリンの感触もいい感じですし、この部分は間違いなく大満足と言い切れます。
という事で、やはり事前の予想通り、中音域の強調感のない、すごく素直ないいアンプでございます。日本でも一部の方々ではやっているのが理解できますね、正直。
今回購入した値段であれば、あとパッシブプリを最初から使う前提であれば、すごくお勧めできます。設置もそこそこで、すごくいい音が出てくると思います。
ただし、プリを積極的に使いたい方であれば、ゲインの低いバージョンにするか、アッテネータをかますかしないとゲインが高すぎてまともなVol.位置で音楽が聴けませんので、その点はあらかじめご注意ください(苦笑)
しかしあれですね、初めてスピーカをがんがん鳴らしている気がします。まだまだ出るんだぞって言う気はしますが、前のClassic 16.0の時の余裕な感じではなく、もっと搾り出してくる感じが感じられます(特に低音)。
という事で、もっとスピーカちゃんにがんばってもらう為にも色々とトライしてみようと思いま〜す(爆)