VR-2 暫定所感

かなりコメント欄でも期待されていましたので、ここで中間発表的に今時点の所感を。


まず、ファーストインプレッションでも書いていましたが、とにかく癖のない音が出てきます。
ある意味外観も普通(正面から見ると)ですから、それを裏切りはしないですね。


レンジとしては、ブックシェルフとの比較なのである意味意味はないのですが、上から下まで出てきますね、必要十分。上は前SPの方が艶がある感じでよかった点もありますが、当然ながら下は圧勝。調子に乗ってボリュームを上げていくと、床が揺れているのが微妙にわかるなんて初めての経験です・・・クレーム来なきゃいいけど^^;
勿論最低域ではまだまだな部分もあるかもしれませんが、とにかくベースラインが明確に追いかけられるのとドラムがタイトになったのは非常に気持ちいいです。


また、よく言われる音場だ何だとかいう点ですが、とにかくレコーディング状況が明確になるという感じが強く、一部のディスクで新たな発見があったりと、もともとのメーカーコンセプトである、「理想のスピーカーはマイクの反対の作業をしなければならない」という点は納得しきりです。


あと、最後に1つ。このメーカーの売りである「Ambience Driver」と呼ばれる背面についているツィーターですが、すごく効きます。びっくりしました。
ちょっと調子に乗って多めにセッティング(可変ですので)したんですが、シンバルがシャリシャリして気持ち悪くなって下げたら解消したとか、とにかく部屋、他の機材、好きな音楽でその人に合わせて調整できる幅はかなりあると見ました。
ちなみに今はかなり下げています。10中の2くらいですね。


今の所、まだ荒さがあるように感じるのと、足回りのセッティングが固められていないので、完璧な評価を下すには早いと思いますが、このスピーカーはいいですよ、マジで。
今回の送料込みの購入値段で考えても、日本で買うとペア60万位になっちゃうと思いますが、それだと他にチョイスはあるでしょうが直販価格だとすごくお買い得だと思います。