新プロジェクト:リモコン対応パッシブプリ(+α?) その1

はい、というわけでかなりのご無沙汰でしたがお元気でしたでしょうか?
こちらは何とか、という感じで。ボチボチですね、ハイ。


それはともかく、以前匂わせておりました新PJのエントリーをそろそろアップしようかな、と。
今回作ったのは、海外の個人が配布していた基板セットをベースとした「リモコン対応リレー切り替え式パッシブプリ」です、現時点では。
「現時点」という点はおいおいわかりますが、現時点でどのような感じかご覧頂まししょう・・・

何の変哲もない箱ですね、外見上は(爆)
ちなみに使用部品は下記のような感じです。


基板セット:Jos van Eijndhovenさんの基板セットです(現在リンク切れ^^;)
箱:thlaudio web site pagesChassis case itemのやつを使いました


音ですけど、非常にまっとうです。
とにかくそれよりリモコン対応がメインだったので、十分納得のいく音、いや、実は意外によかったのでびっくりしてました(爆)


順番が逆転しますが、もともとの用途は「家族全員で同じオーディオ環境を共有する」事でした。つまり、プリの電源入れなきゃ云々とかなく、パワーの電源さえ入れりゃ音楽が聴ける、しかもプリ経由でも聞ける、そんな用途の為だったんです。
したがって、Volコントロール以外にもチャンネル切り替え等の仕組みが必須で、それで色々うろついていたら上記基板セットを発見した、そういう訳で。


・・・とそうこうしている内に、別の要件が持ち上がってきました。
それは別エントリーとしたいと思います。ただ、時間かかりそうなので結構後になるかもです。

まとめ・・・かな?

という事で、これにて一旦ここ一連の動きは止めにし・・・というつもりだったんですが、ちょっといま別のプロジェクトを動かしております。
まだ部品調達中ですので、きちんとまとまってからエントリーしようと思います。
ネタ的にはあまり参考にならない(今までのものが参考になるかはさておき、比較論です^^;)と思いますが、ちょっと面白いものに手を出してみようと思っています。

ケーブル狂想曲

という訳で、手持ちのネタの最後です。


ここ最近、ちょくちょくエントリーしていましたのでお気づきかと思いますが、銀単線にどっぷりはまっておりました。安くないとはいえ、いわゆるオーディオ用のケーブルと比較すると安い、という理由になっていない理由で突き進んでおりましたが、ある日目が覚めました。

きっかけはお金がないから手持ちのケーブルでたまたま比較してみようと思ったんですね。
で、自作の極細単線RCAケーブルと、Audioquest Kingcobraを比較したわけです。
差は歴然でした。比較になりません。
確かに真ん中から上のレンジは捨てがたいものもありますが、全体的なバランスとしてKingcobraの勝利でした。


そこで、銀単線自作ケーブル路線はあっさり捨て去り、再度市販ケーブルで行ってみようかな、と思い立ったわけです。
実は、以前からちょっと気になるガレージメーカーがありまして、そこのRCAケーブルを使ってみようと思い立ちました。
ちなみにここです。Signal Cable
ご覧いただければわかりますが、使っている部品の販売価格と比べて極端に高くない=ケーブル自体はそこそこ安価、という点に惹かれたんですね。あと銀です、やっぱり(爆)
といいながら、RCAケーブルとしては一番高級なSilver Resolutionの2ftものを入手しました。


で、それだけですまないのがバカな私めの業というやつでしょうか。
DAC放出の絡みもあり、RCAケーブルの長さが足らないぞ、というような観点からなぜかNordost Blue heavenも入手しておりました(苦笑)
これは単に以前のNordostに対する感想が正しかったのかをちょっと上位モデルで検証したかったからです。後はとり回しですね。


はい、そういうことで、この2本の感想です。比較、でない点がポイントですね^^;


1)Signal Cable Silver Resolution
こちらは前述のKingcobraとの比較となります。
まずは、初めて使ったんですけど、Bullet plugってすごく挿入感硬いですねぇ。びっくりしました。
最初全然差し込めなくて、四苦八苦してやっと取り付けできました。
で、音なんですが、Kingcobraのあっさり味、という感じです。癖がなく、まっとうな音というところでしょうか。そこは意外でした。もうちょい主張があるかな、とも思っていましたので。
使っているパーツからくる安心感+定価の安さで、結構お勧めできると思います。
今はプリ後のアッテネータ⇔パワー間で常用しております。


2)Nordost Blue Heaven
こちらは、CDP→プリの接続に使用しました。以前はDACをかませていましたので、その分距離が伸びた為新調した訳です。
で、届いた時に思ったことですが、以前使用したBlack Knightよりぺらんぺらんなんですね、これが見事に。Black Knightはまだ「金属感」といいますか、しなりを強く感じてちょっと強く曲げると跡が残る傾向がありましたが、こちらはもうぺらんぺらんで、しなりも何も、しなっとした感じでした。
この時点で、ちょっと悪い予感が走ったわけです、ハイ。安かったとはいえ、いいお値段しましたので(苦笑)
で、セッティングしたわけですが、ここでよかった点が2つ。
とり回しが圧倒的に楽な点と、RCAコネクタが、大部分チューブ処理されていますが、お気に入りのNEUTRIKのProFiな点です。RCAジャックにきっちり刺さるだけですごく安心しました、正直。

セットも終わり、さて音を聴くかと聴いてみたんですが、ここでびっくりです。
・・・これ、Black Knightと全然違うやん(汗)
以前の感想を、拙blogから拾っていただければお分かりになると思いますが、私のNordostに対する感想は、下が出ない、この一言に尽きていたわけで。ちょっとネガティブな印象があったのも事実です。
ところが、Blue Heavenにはそのネガティブな点がない。至極まっとうな音がします、ぺらんぺらんなのに(苦笑)
高域の感覚がすごくいいですし、低音のほうも十分に出ています、ぺらんぺらん(以下略)。
いや、いいケーブルですよ、これ。取り回しに苦しんでいらっしゃる方にはすごくいいんじゃないでしょうかね。



・・・結局、ほぼ同じ長さで換算するとほぼ同じ値段で入手した2本のRCAケーブルですが、比較論的に言いますとNordostのほうが満足度が高い、という意外な結論になっちゃいまして^^;
(もともと本命はSignal Cableの方だったわけですから)
あ、ただ、決してSignal Cableが悪いというわけではありません。それは強調しておきます。
このお値段で手に入るケーブルとしてはすごくいいと思います、はい。

真空管、その後

ちょっと間が空きましたが、その間にこなれてきましたので感想をここでちょっと。


今回仕込んだのは、定番中の定番、Siemens E288CCです。
比較対象は同じくSiemensのE88CCです。


初めて入れ替えて聴いた時、正直がっくり来ました。
(でも、ノイズ問題が解決したんでそっちの方が勝ったんですが(爆))
いくらこなれてなくても、レンジが狭く感じたんです。上が出ていない感じで・・・。


まあ、さすがにそこそこ費用を出したので、すぐに入れ替えたりしません。そこは大人ですから。めんどくさいし、ぶっちゃけ。
で、しばらくそのまま使っていると、そのうち上もそこそこ出てきました。


今現在の感想で言うと、「上がちょっと足らない分下が出てくる感じ」とでもいいましょうか。
明確にE88CCより重心が下がる感じです。
まあ上が出ないといっても全くでないという感じではなく、あくまで比較論です。
また、決してレンジは狭くありません、ファーストインプレッションとは打って変わってですが。


個人的には、コスト相応かというとちょっと・・・と思う点もあります。が、音の好みで使い分けられるという点では、E88CCとE288CCは両方ともほしいですね、個人的には。交換するのがめんどいので現実的でないかもしれないですが。


とりあえず、今はE288CCを常用しております。

再度放出のお知らせ

[4/11追記]
本アイテムは商談成立しました。ありがとうございました。
[4/10追記]
本アイテムは現在商談中です。決定後消しますので。


前回のDACは放出決定しましたが、引き続き小物ですが放出予定のものを。


○Rothwell in-line attenuators(RCAタイプ)
 固定の抵抗式アッテネータです。-10dBという事で、結構使いやすい値かと。
 詳細:Attenuators

 CDPのゲインが高くて、ちょっと落としたいのでebay経由で購入しました。
 MGA製作や、新しい小物製作で不要になりましたので放出しようかと。
 状態は使用感はありますが動作には問題ありません。

  →送料込み5000円でいかがでしょうか?


興味のある方、お気軽にコメントおよびメールでご一報ください。
よろしくお願いいたします^^

懸案の・・・

昨日新しい真空管が届きまして、先ほどインストール作業を実施しました。
と同時に、懸案事項だったプリのハムノイズ対策をちょこちょこっと。


といっても、やったのはトランス2次側の配線を再度束ね直して、トランス中心部からより離しただけです^^;
一応気にしていたつもりでしたが、ちょっと思い当たる節がありまして・・・今更ながらですがやってみたわけです。
(それ単独の作業でケースを開ける気にはならなかった、というのが本音です(爆))


結果的に1次側に近づいちゃったので、別のファクターでノイズが載らないかどきどきしながらケースを閉じ、電源ON!!CDPもON!!!
MUTEを解除して・・・あれ?いつもならここでちょっと「ブーン」とくるのにこないぞ?音も出ないぞ?


やばい、不良球か?とあわてましたが・・・すみません、Volを絞っていただけでした^^;


再度MUTE操作を行い、CDPをとめ、Volを適当にあげて再度MUTE解除。


・・・やっぱり「ブーン」って音が殆どしない(歓喜


という事で、球の慣らし運転を兼ねて現在聴いておりますが、今までの10分の1は言いすぎですが、耳をめちゃくちゃ近づけてやっと聴こえる程度に減少しました。
やはりあれですね、基本は守らないと駄目ですね、いい経験になりました。


という事で、やっとトランス換装記を書けそうです。今しばらくお待ちくださいませ>Vinさん